魚沼の里で“歩く旅”

作成：河田直人日時： 2024年7月3日
行きたい　食べたい

魚沼の里に広がるひまわり畑。8月中旬が見頃。

　スノーカントリートレイルの【道標C区間】は南魚沼市の坂戸山、長森山、六万騎山、坊谷山を結ぶ区間。越後の要塞で国の指定史跡の坂戸山、標高321mの山城の城郭を残す六万騎山、坊谷（ぼたん）山は古城址であり、眼下には魚沼盆地を見下ろせ、時には雲海も見ることができるなど自然も歴史も楽しめる魅力的なコースである。
　その六万騎山の麓に「魚沼の里」がある。広大な敷地には清酒「八海山」の酒蔵や売店、レストランなど施設が点在していて、散策マップを手に歩くことができる。1，000tもの雪で日本酒や焼酎を長期低温貯蔵する「八海山雪室（はっかいさんゆきむろ）」の雪中貯蔵庫は有料で見学や試飲ができる（要予約）。4℃に保たれた雪室内を見学すると夏の暑さをひと時忘れそうになるほど。

1,000トンもの雪が積み上げられた「雪中貯蔵庫」。

雪室の仕組みや昔の雪室の様子も紹介している雪中貯蔵庫見学（有料）の予約はこちらから。

併設の「ユキムロカフェ」では、「麹だけでつくったあまさけ」をベースにしたソフトドリンクを楽しめる。砂糖を使っていないので、すっきりとした味わい。里内を歩いて小高い丘にある「猿倉山ビール醸造所」へ行く。ここはクラフトビールの醸造の様子を眺めながら、ジェラートを味わったり、できたてのパンを買ったりと楽しみ方はいろいろ。

猿倉山ビール醸造所のハスキージェラートはいろいろな味が楽しめる。

オススメはテラス席からの景色。ビール片手に田園風景や遠く山々の移り変わりをじっくりと堪能したい。

夏限定の「セッションIPA」。
IPAの苦味はそのままにアルコール度数を4%に抑え爽やかでライトな飲み心地に仕上げた。

他にも古民家の趣ある中で蕎麦が楽しめる「そば屋長森」、テイクアウト形式の「little M.」、専用の雪室で雪室貯蔵された新潟和牛のステーキやソーセージが人気の「YUKIMURO WAGYU UCHIYAMA」、特別契約栽培の魚沼産こしひかりを一つ一つ丁寧に心を込めて握ったおにぎりがおいしい「にぎりめし　てっぺん」。そしてお土産は「菓子処さとや」「つつみや八蔵」で。バラエティーな施設が時を忘れさせてくれるほど。
　もちろん、まだ元気な人はここを起点にここから約2時間の六万騎山をトレイルすることも可能だ。

MAPを持って散策しよう!