雪国プチ湯治

作成: 日時: 2021年12月7日
ほしい やりたい 知りたい 行きたい 食べたい

そもそも湯治は
体験プランとセットの
滞在型旅行だった!?

 

湯治と聞くと、どんなイメージがあるだろうか?
ケガや病気の療養、温泉に入りゆっくり過ごす…。そんなイメージがある湯治は、江戸時代に大衆化した。
江戸時代は庶民の旅、特に遊興の旅は制限されていたが、
幕府は信仰目的の「寺社参詣」と療養目的の「湯治」だけは民心を安定させる名目で認めていた。
そして江戸の人々は「信仰」や「医療」を建前に“旅”に出かけるようになっていった。
伊勢参りなど寺社参詣を目的とした旅行でも帰りは慰安旅行の傾向があり、
“一筆書き”のような往復の道中で異なる道を選ぶ旅を楽しんでさえいた。
湯治についても医療を建前に、温泉はもちろん、様々な体験プランを楽しむ、
いわゆる温泉滞在型旅行を楽しむ様子がうかがえる。
それでは、江戸時代の湯治はどのようなものであったのか見てみよう。

 

おひとりさま湯治

 


心や体をリフレッシュする「雪国プチ湯治」を、コロナ禍でも頑張っている自分へのご褒美としてはいかが?こんなときだからこそ、ひとりで旅に出るのもいいのではないでしょうか。心身を整える「湯治」であれば、きっと許されます、よね。

 

好きな時にお風呂に入り、好きな時に本を読む。
時にはただボーっと部屋の天井を見ていたり。
ゆるい、自分だけの時間の過ごすことができるのも湯治ならでは。

 

温泉は心身をリフレッシュさせる効果がある。
普段、あわただしくシャワーを浴びるだけの入浴も温泉に来た時くらい、浴槽に思いっきり足を延ばしたりして、長湯を楽しみたい。

 

撮影地:ryugon

何もしない、誰の目も気にしない自由って、現代の人にとって忘れてしまいがち。
そんな、至福の時間を気軽に行けて、気ままに過ごせる「おひとりさま湯治」で過ごしたい。
もちろん、スマホの電源を切ってね。

 

食文化も楽しむ湯治

 

里山十帖

旅の一番の楽しみといえば、その土地の料理を味わうこと。江戸時代の湯治客もその土地の名物料理を食べるのが楽しみだった。しかし、長期間の滞在はお金がかかるので自炊をする者も多かったという。「雪国プチ湯治」は短期間である分、食事にもお金をかけることもできる。地域の食材や、伝統の調理法で頭と舌でその土地の料理に存分に楽しむことができる。なぜか温泉に入った後は、お腹が減るもの。ひとっ風呂浴びた後には、その土地の食文化を贅沢に味わいたい。

 

里山十帖

地物で調理された体によい料理を味わうと、心身ともにデトックスされていくのがわかる。雪国の食材が体全体にしみわたるように食事をしよう。

 

ryugon

おいしい料理をちょっとずつスモールポーションでいただく。
美味しさを贅沢に味わう実感がもてる瞬間だ。

 

玉城屋

雪国は言わずと知れた酒どころでもある。
料理とお酒との絶妙な組み合わせを堪能するのも雪国プチ湯治の魅力のひとつ。

 

絶景を眺める湯治

 

里山十帖

「雪国プチ湯治」はよりアクティブ。パウダースノーでスキーをしたり、スノーシューを楽しんだり…雪遊びをふんだんに体験できる。もちろん、体験で思いっきり汗を流した後は、雪見露天風呂。しんしんと降る雪を眺めながら、冷えた体を湯船に沈ませる。温かい温泉成分が疲れた体に浸み込み、少しずつ蘇生していくのが感じられる。

 

石打丸山スキー場

スノーシューは山を知り尽くしたガイドとともに、雪山を歩き回るアクティビティ。
雪国の自然や知恵を学ぶには最適な体験プログラムだ。
時折、「ガサッ」と木に積もった雪が落ちる音が聞こえる。

 

蒲生の棚田

雪に覆われた景色は、春夏秋とは全く違う表情を見せる。
今も昔も変わらないその風景を眺めると、なんだか自分がタイムスリップしたような気になってしまう。

 

石打丸山スキー場

体験の途中や旅の途中で、雪の絶景に出会うことだろう。
そんな時には、雪国の冬の凛とした空気で思いっきり、深呼吸したい。