南魚沼市在住の若井勝也氏は坂戸山山頂に登った時にたまたま見た雲海に魅せられた。以来、5年間この地域で雲海を観察する「雲海ハント」ツアーをボランティアで行ってきた。これまでお連れした旅行客は累計200名以上。自ら雲海発生予報を「南魚沼雲海ハントサイト」（https://unkai-hunt.jp/index.html）やSNS（https://www.facebook.com/unkaimaster/）で発信している。気象条件や永年の経験から導き出される雲海予報の的中率は80%以上。人は彼を「雲海マスター」「雲海ハンター」と呼ぶ。

雲海というと通常は標高2,000メートル以上の高い山に登らないと見ることができないと言われているが、南魚沼市は盆地で昼夜の寒暖の差があるので、比較的低い山からでも見ることが可能。また盆地という地形上、雲が流れずたまりやすいこともきれいな雲海が見える理由だという。
若井氏が南魚沼市で開拓した観察地は魚沼スカイライン、五日町スキー場、浦佐ヤゴ平展望台（浦佐スキー場の上）、坂戸山、八海山など8ケ所。いずれも平地から近く気軽に行きやすく、お互いに距離も近いので、その日の状況に応じで雲海を追いかけて移動したりもできる。雲海は春と秋の昼夜の寒暖差が大きい季節に発生しやすいが、秋のピーク時には3日に1日という頻度で発生する。南魚沼はまさに、「雲海の郷」と言えよう。

日本一の米どころである新潟県はコシヒカリが有名だが、その中でも南魚沼市は極上の魚沼コシヒカリの産地でもある。それは盆地が生み出す昼夜の寒暖の差が原因であり、雲海の発生メカニズムと同じということだ。今回ツアーで提供するのはその雲海が育んだ新米コシヒカリ。美味しい新米をそれを育む自然とともに味わうこれまでにない体験ができるツアーだ。

「GO HUNT UNKAI ごはんと雲海ツアー」
■日時：2020年10月1日（木）～11月18日（水）の間　10回開催
＊雲海発生予報が出る催行日10日前に、催行日と催行コースをホームページhttps://gohunt-unkai.jp/で公開（催行コースはどちらかになります）。
■場所：新潟県南魚沼市魚沼スカイライン展望台及び八海山ロープウェー展望台
■コースは2コース
【魚沼スカイラインコース】 3,800円→GoToトラベル事業支援金適用で2,500円（税込）所要：約２時間
【八海山ロープウェーコース】 5,800円→ GoToトラベル事業支援金適用で3,800円（税込）所要：約３時間
＊価格には、往復交通費（宿泊旅館発着）、ガイド料、新米コシヒカリおにぎり、飲料、入浴料（旅館宿泊者以外、雲海見学後ほてる木の芽坂にて）、保険代が含まれております。
＊大人・子供とも同金額。1～3歳以下の幼児は各1,000円と2,000円。1歳未満児は無料。
■申し込みは特設ホームページにて「ごはんと雲海」サイトhttps://gohunt-unkai.jp/
■主催：　「GO HUNT UNKAI ごはんと雲海ツアー」実行委員会（株式会社滝沢印刷）＊連絡先は1ページ参照
■旅行事業者：雪国観光舎　越後湯沢温泉（tel　025-785-5353）
■貸切バス会社：銀嶺タクシー
■協力：六日町温泉旅館組合、（一社）南魚沼市観光協会、NPO法人六日町観光協会、（一社）雪国観光圏