【雪国A級グルメを訪ねて】里山の自然とアートとグルメ
“雪国A級グルメ”とは、「気候風土にあった昔からの食が失われつつある中、その食文化を守り、次代に残して行こう」という雑誌「自遊人」編集長の岩佐十良氏の呼びかけに賛同した雪国観光圏内の旅館・ホテル、飲食店、そしてお土産などの生産者が応えて始まったプロジェクト。
食を通して、雪国の暮らしに出会う旅をご案内します。
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里山の自然とアートとグルメ
今や世界的にも有名になったアートイベント「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。
その舞台となる十日町市松代にある、まつだい「農舞台」は里山の大自然に囲まれ、誰でも気軽にアートに触れることができる観光スポットだ。
その農舞台の中に里山食堂はある。内装はジャン=リュック・ヴィルムートの作品でもある未来的空間。目の前に広がる里山の景色と、自家栽培や地元の農家で作られた野菜が使われるオリジナルにアレンジされた郷土料理などと対比が面白い。料理は全て手作りにこだわり、自然の食材をシンプルに味付けしたものだ。写真の料理は「里山ビュッフェ」。その名の通り、里山の旬の恵みを好きなだけ食べられる人気メニューだ。料理を作っている地元のお母さん方との触れ合いも旅の楽しみのひとつ。お客様から料理の味付けやレシピを聞かれ、そこから会話が弾むことも少なくないとのこと。
ほくほく線まつだい駅に近い立地という事もあり、旅の拠点にもぴったりだ。
越後まつだい里山食堂
住所 新潟県十日町市松代3743-1 まつだい「農舞台」内
TEL 025-595-6180
URL http://www.echigo-tsumari.jp/facility/eat/satoyamashokudo
営業時間 10:00〜17:00(ランチタイム11:00〜14:00)
休日 水曜日
真白き世界に隠された知恵と出会う”雪旅”
雪国ガストロノミーツーリズム
いろいろな場所を食べ歩くのもいいけれど、ときには目の前の一皿に向き合うのもいい。旅先でおいしいものに出会ったら、食材やそれを育てた人に思いを馳せてみる。風土や文化とつながる食のストーリーが、旅をもっと豊かにすることでしょう。