雷電様の清水と魚沼の里
「雷電(らいでん)様の水」は、越後山脈に連なる山中から滝のように湧き出ている。「雷電」の名は、その昔、度々落雷による災害を受けた地元の人がこの地に雷電様を祀り、それから被害がなくなったことからつけられたという。
銘酒「八海山」はその「雷電様の水」を使用している。酒造りに必要な水は仕込み水の30倍から40倍とされているが、この地に降り積もった大量の雪は、豊富な伏流水となり酒造りに生かされる。また、大地に浸み込み自然のフィルターを通ることから雑味の少ない、アルカリ分の少ないまろやかな軟水となり、飲み飽きしない淡麗な酒の味が生まれるという。
また、ここ「魚沼の里」にもその「雷電様の水」が引かれていて、料理はもちろん、飲料水に至るまでこの水を使用しているそうだ。夏に似合う「さとや」のかき氷や「武火文火」のうどんなどにもこの水が使用されている。注文の前に出てくるコップの水でさえ、その雷電様の水というから贅沢な水の使い方だ。
雪、そして水がここ「魚沼の里」には、なくてはならないものだ。
魚沼の里
新潟県南魚沼市長森459
TEL:025-775-7707
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