魚沼の里で春を味わう
今年は少雪だったためか、日本有数の豪雪地であるここ「魚沼の里」の春の訪れも少し早い。山や田んぼに囲まれた敷地を歩くと、桜並木や菜の花が訪れる人を出迎えてくれる。
一斉に咲き誇る草花や木々の芽生えもそうだが、雪国の春を告げるのは何と言っても山菜だ。雪の割れ目から顔をのぞかせるふきのとうをはじめ、わらび、ぜんまい、木の芽、たらの芽…。そんな山菜をさっと揚げた天ぷらをほおばると、じわっと春の苦味が口一杯に広がる。
「そばや長森」や「うどん屋 武火文火(ぶかぶんか)」では、そばやうどんを山菜と一緒に食べることができる。もちろん、山菜のてんぷらをつまみに、日本酒をひっかけるなんて粋な食べ方も。雪室に貯蔵した雪の冷気を利用した売店「雪室千年こうじや」では近くの山で採れた山菜を買うこともできるからうれしい。他にも、「ふきのとうドレッシング」や「ふきのとう味噌」が一年中買える。オンラインショップもあるから通販でも購入可能だ。
甘党にはこの時期限定の「菓子処 さとや」のバウムクーヘン「さくらバウム」や雪室の「ユキナカキッチン」の「あまさけといちごのフレッシュジュース」がオススメ。
散策もよし、グルメもよし。ここでしか味わえない雪国の春の味をどうぞ。
魚沼の里
新潟県南魚沼市長森459
TEL:025-775-7707
http://www.uonuman-no-sato.jp