夏といえばトウモロコシ!収穫体験で気づいた大地とのつながり。
夏といえばトウモロコシの季節ですね。焼いても茹でても甘くておいしい。
そんなトウモロコシは生でも食べられるって知ってました?もぎたてのトウモロコシはとっても甘いんですよ、という話を聞いたので行ってきました、トウモロコシの収穫体験。
雪国観光圏のいいとこ取りツアーです
そもそもは雪国観光圏(※)の雪旅のひとつ「里山の夏 津南周遊ツアー」の下見をするというので、そこに同行させてもらったわけです。ツアーを企画した一般社団法人雪国観光圏の杉山さんはこの写真の人。
これはどんなツアーなんですか?
「ひとことでいうと雪国観光圏のいいとこ取りツアーです。収穫体験あり、秘境探訪あり、電車旅あり。夏休みらしさがいっぱい詰まっているので、家族で楽しんでもらえると思います」
このツアーの目玉はなんですか?
「トウモロコシと飯山線ですね。トウモロコシは生でかぶりつける。甘くて新鮮なもぎたてトウモロコシをぜひ味わってもらいたいと思います。日本一の大河の信濃川に沿った河岸段丘も見てもらいたいなと思って、飯山線のプチ電車旅もつけました」
なんでも、トウモロコシの収穫体験をツアーにしたくて、歩きまわって受入農家さんを探して、そこで出会ったのが今回ご紹介していただく涌井九八郎さんです。
生のトウモロコシはホントに甘いのか!?
涌井さんは元津南町役場にお勤めで、体験受入も積極的にされている方です。都会の人に少しでも農にたずさわってもらって、そこでなにか発見があればと思って受入をされているそうです。ちょうどこの日も教育体験旅行があって東京の中学生が涌井さんの家に泊まることになっているとのこと。
そんな話を聞きながら、トウモロコシをポキっともいで、皮をむいて…
生のトウモロコシにガブっとかぶりつきます。
あま~い。
収穫後もトウモロコシ自体は呼吸しているために、鮮度が低下してしまうので、鮮度や味を保つためには、収穫後すぐに加熱して呼吸を止めるのがいいんだそうです。
トウモロコシは採れたてがいちばんおいしいってことですね。ぜひこの採れたての甘さを体験してもらいたいと思います。
大地とのつながり
ここ津南町は日本有数の河岸段丘でもあり、その独特の地形ゆえに苗場山麓ジオパークにも認定されています。河岸段丘は9段あり、その標高差を利用して、低い段丘面は田んぼ、高いところはトウモロコシなどの畑、もっと高いところでは野沢菜など寒冷な環境に適した作物が作られています。涌井さんはトウモロコシの他にも、アスパラやトマトなど50から60種類の野菜をつくっているんだそう。
津南町は積雪が多いことでも知られますが、その雪のおかげで標高が高いところでも水が豊かで、様々な作物をつくることができるのですね。そもそも雪が多く降るのは、冬に日本海の湿った空気が苗場山にぶつかり上空に上ることで冷やされて、雪になるのが理由と言われます。地形と気候と農は深くつながってるってことをいまさらながら実感。
あたり一面に広がる畑の中に立ち、大地とのつながり、なんてことにじんわりと思いをはせるひとときでありました。
里山の風景 津南周遊ツアーは、越後湯沢駅発着で、7/25から8/16の毎週土日に催行しています。ツアー申込は前日までにお願いします。
●料金/大人7800円 小人6800円税込
●時間/8:30~17:30
ツアーについてのお問い合わせ:越後湯沢温泉 雪国観光舎
電話 025-785-5353 メール sugiyama@yuzawaonsen.or.jp
ツアーの詳細は、雪旅公式サイトでご覧ください。
※雪国観光圏とは、雪国文化を共有する新潟県魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、群馬県みなかみ町、長野県栄村の3県7市町村にまたがる広域連携です。