引き続き、雪国観光圏（※）で楽しむ、おすすめの夏旅コースをご紹介します！

その1｜初めてのアートな夏を楽しみたいあなたは… こちらへ
その2｜子どもと一緒のアートな夏を楽しみたいあなたは… こちらへ
その3｜贅を尽くしたアートな夏を楽しみたいあなたは… この記事

※雪国観光圏とは、雪国文化を共有する新潟県魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、群馬県みなかみ町、長野県栄村の3県7市町村にまたがる広域連携です。

その3｜贅を尽くしたアートな夏

ゆっくり雪国観光圏を旅したい方へのプラン。自然に囲まれた温泉宿で至福の時を過ごしたり、地元の名物料理を食べたり、観光地を訪ねたり…。ゆっくりのんびりと、広大な雪国観光圏の地を、芸術祭も楽しみながら巡る旅で、上質な大人の時間を味わってください。

こんなアナタにおすすめ！
・老舗旅館で名湯や上質な料理を楽しみたい
・世界的なアーティストの作品を観てみたい
・ゆったりとした時間を過ごしたい

コースプラン
滞在日数｜3泊4日
Day1｜上毛高原駅 → 1.ガルバカフェ → 2.仙寿庵
Day2｜2.仙寿庵 → 3.キナーレ・まつだい「農舞台」 → 4.松之山温泉郷
Day3｜4.松之山温泉郷 → 5.小嶋屋総本店 → 6.西福寺 → 7.龍言
Day4｜7.龍言 → 8.魚沼の里 → 9.牧之通り → 上毛高原駅

1.ガルバカフェでランチ
みなかみ町の「ガルバ」では焼き立てバームクーヘンが楽しめる。白いプレートにきれいに盛り付けされたバームクーヘンは創作料理のようにきれい。緑につつまれたテラスで食べるのも気分が良い。

バームクーヘンGARBA

まるで創作料理のような「ガルバ」のバームクーヘン

2.仙寿庵に宿泊
みなかみは個性的な温泉が多い。中でも谷川温泉「別邸 仙寿庵」は現代建築と伝統技術が融合した美しい旅館。谷川岳が夕日に染まる姿を見ながら部屋付の露天風呂で一日の疲れを癒す。

「別邸 仙寿庵」の露天風呂でちょっと贅沢に

3.キナーレ、農舞台で大地の芸術祭の作品鑑賞
大地の芸術祭は広大な面積に点在するアート作品が有名だが、のんびりと周りたい方には、「越後妻有里山現代美術館［キナーレ］」～「まつだい『農舞台』」のゴールデンルートがオススメ。
効率的に有名作品を見たり、グルメやショッピングも一度に楽しめる。

原広司+アトリエ・ファイ建築研究所「越後妻有里山現代美術館［キナーレ］」（Photo by Osamu Nakamura)

4.松之山温泉郷へ
坂道の両側に温泉旅館が並ぶ松之山温泉郷ではのんびりと雰囲気を味わいたい。朝、時間があれば、温泉の噴出口を見たり、ゆっくり旅館街の裏山を散歩するのもいい。

松之山温泉郷でのんびりと

5.小嶋屋総本店で「へぎそば」に舌鼓
「へぎそば」は当地に来たら一度は食べたい十日町の名物グルメ。織物の産地らしく、そばのつなぎに“ふのり”を使い、糸を巻くよう“へぎ”に並べたそばは絶品。

小嶋屋総本店

小嶋屋総本店の「へぎそば」

6.西福寺で幕末の名匠、石川雲蝶の彫刻作品を観賞
ここ雪国観光圏は縄文式土器や織物など古くから“アート”が文化となっている地域でもある。中でも魚沼市にある西福寺開山堂や永林寺の石川雲蝶の彫刻は必見の迫力だ。

西福寺で歴史的なアートにも触れて

7.龍言に宿泊
環境省指定の国民保養温泉地の六日町温泉では、冬のスキーだけでなく、ほたる鑑賞やきのこ採り等が体験できる人気の田舎体験プランもある。
「温泉御宿 龍言（りゅうごん）」は越後の豪農屋敷や庄屋屋敷を移築してきた趣きのある建物が特徴。日本人として生まれたことを幸せに感じる瞬間だ。

温泉御宿 龍言

「温泉御宿 龍言」の趣きある外観

8.魚沼の里で試飲＆お買い物
銘酒「八海山」の醸造元である八海醸造が運営する「魚沼の里」。 お酒の試飲や販売、グルメなどいろいろ楽しめる場所だ。 近くのトミオカホワイト美術館で富岡惣一郎画伯の「白の世界」に触れることもできる。

魚沼の里

「魚沼の里」でショッピングからグルメまで

9.牧之通りでお土産を探そう
「牧之通り」はこの地に生まれ、雪国の暮らしを描いた「北越雪譜」を書いた江戸時代の作家「鈴木牧之（すずきぼくし）」の名前にちなんだ通り。電線を地中に埋め込み、昔の塩沢宿を再現した街並みに個性的なお店がならぶ。

「牧之通り」をゆったり散策

このコースのポイント
雪国観光圏は日本で一番四季がはっきりした地域でもあるんです。春の残雪と新緑、夏の山々、秋の紅葉、冬の豪雪。同じ場所でも季節によって、まったく違う表情を見せるので、何度でも訪れたくなります。

楽しみ方は人それぞれ。雪国観光圏で自分なりのアートな夏を見つけましょう！