今年も大地の芸術祭の夏がやってきました！現代アートにどっぷりはまるもよし。ついでに食や遊びをよくばるもよし。大地の芸術祭の開催地、雪国観光圏（※）には旅を豊かにしてくれるスポットがたくさんあるんです。
この夏をよくばりたいあなたへ、3つのおすすめ夏旅コースをご紹介します！

その1｜初めてのアートな夏を楽しみたいあなたは… この記事
その2｜子どもと一緒のアートな夏を楽しみたいあなたは… こちらへ
その3｜贅を尽くしたアートな夏を楽しみたいあなたは… こちらへ

※雪国観光圏とは、雪国文化を共有する新潟県魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、群馬県みなかみ町、長野県栄村の3県7市町村にまたがる広域連携です。

その1｜初めてのアートな夏

「アート」ってなんだか難しそう…。そういう人にも大地の芸術祭は親しみやすい芸術祭。それはこの地域の自然や、人や文化を含めて全部がアート作品だから。気の合った友人たちとメイン作品をまわりながら、グルメや温泉、そして絶景ポイントで記念撮影など思いっきり夏の思い出を楽しみましょう。

こんなアナタにおすすめ！
・大地の芸術祭には初めて来るアート初心者だ
・普段の生活では味わえない景色や美味しいものを味わいたい
・日々の疲れを癒したい

コースプラン
滞在日数｜1泊2日
Day1｜越後川口I.C → 1.うぶすなの家 → 2.まつだい「農舞台」 → 3.星峠・美人林 → 4.松之山温泉
Day2｜4.松之山温泉 → 5.清津峡 → 6.クロステン → 越後川口I.C

1.うぶすな・下条飛渡エリアでアート観賞とランチ
築約90年の茅葺き民家が現代陶芸家たちによって、やきもの美術館として再生した「うぶすなの家」や地元女衆の手料理ブランチが楽しめる。
近くには閉校した小学校を活用した、土を体感する美術館「もぐらの館」がある。土日には光る泥だんごを作るイベントも。

うぶすな定食など、うぶすなの家では食事もできる（Photo by Bungo Kimura)

2.まつだい「農舞台」で歴代代表作品を観賞
まつだい駅のほど近くに芸術祭の中心施設まつだい「農舞台」がある。
近くにはイリヤ＆エミリア・カバコフの『棚田』を含め約40点の作品が点在し、レストランやショップも充実。

草間彌生「花咲ける妻有」（Photo by Osamu Nakamura)

3.美人林と棚田が広がる星峠で越後妻有の自然を味わう
まつだい「農舞台」がある松代・松之山は日本の原風景が残る美しい里山。ブナ林が広がる「美人林（びじんばやし）」や棚田などで絶景が楽しめる。
みんなで記念撮影するにはベストスポット。

星峠は「にほんの里100選」にも選ばれた風景

4.三大薬湯 松之山温泉のお湯で一日の疲れを癒す
草津、有馬に並び、日本三大薬湯の一つに数えられる松之山温泉。92℃もの高温で噴出し、地殻変動により地中に閉じ込められた海水が噴出した温泉なので、豊富な塩分の作用で体がよく温まる。また、美肌効果に優れ、傷を癒してくれる薬効豊かな湯だ。

松之山温泉 ひなの宿 ちとせ

松之山温泉で疲れを癒して

5.清津峡でひんやり散歩 自然がつくる絶景に息をのむ
「清津峡」は清津川を挟んで切り立つ巨大な柱状節理で有名な日本三大渓谷の一つ。国の名勝・天然記念物にも指定されていて、夏に涼味を味わうには最高の場所。ひんやりとした内部の清津峡渓谷トンネルにある4つの見晴所からも雄大な峡谷美を堪能できる。

日本三大渓谷の一つ清津峡

6.クロス10で遅めのランチ おみやげも忘れずに♪
「キナーレ」に隣接する「地場産業振興センタークロステン」では地元のおみやげが買い物できる。一通り揃うので、旅の終わりのおみやげ購入に丁度良い。
案内所では地域の様子がビデオ上映されており、地域文化にも触れることができる。レストランでは地元食材を利用した食事もできる。

道の駅 クロステン十日町

「地場産業振興センタークロステン」には越後妻有の名品が勢揃い！

このコースのポイント
山道も多いので、美しい景色に気を取られて事故に遭わないようにしましょう。特に急カーブに注意。また、虫刺され防止のスプレーや日焼け止めがあると便利です。

この次は、「子供と一緒のアートな夏」をご紹介します！