スキー場でたくさんあるけど、地元の人はどんな楽しみ方をしているんだろう？
地元スキーヤーに聞く、マイゲレンデの滑り方やビューポイント、アフタースキーのこと。

越後松之山温泉　凌雲閣　専務　島田　怜さん

―年間何回くらい松之山温泉スキー場に行くのですか?

スキー大会の手伝いも含めれば年間10～15回は1シーズンに出かけます。松之山温泉スキー場は新潟県内の小中学生の大会をはじめ埼玉や千葉のモーグルの大会など大会が多く開催されるんです。

―松之山温泉スキー場の魅力は何ですか?

まず、リフト待ちがほとんどないことかな（笑）。それと雪質がいいことですね。特に2月の豪雪期にはパウダースノーが楽しめます。ここには非圧雪コースもあるから年中パウダースキーが楽しめるんです。

―おすすめのビューポイントってありますか？

第2ロングリフトの終点の山頂付近です。ここの標高は８００Mくらいなのですが、周りに高い山がないので、視界が広く、信濃川の河岸段丘や、越後三山、苗場山まで見渡せる豪快なパノラマが広がります。

―家族連れや初心者でも楽しめますか?

第一リフトを降りたところのコースはなだらかで安全に滑ることができます。また、レストハウス3階には無料で使えるキッズスペースもあるので、スキーに飽きたり、天候の悪い場合などにも便利です。

―最近はレンタルも強化しているということですが？

スキー場直営のレンタルコーナーにはスキー道具一式、ウェアそしてスノーチューブやスノーシューまでレンタルできるので、手ぶらでここへ来ても大丈夫です。

―ユニークなイベントもあるとか？

サンライズスキー（早朝スキー）などやっています。早朝雪温が低くしまったバーンを滑るので、競技をする方には絶好の練習環境になります。また、ゲレンデでのスノーシューは自然に詳しい案内人について、ゲレンデ外の動物の足跡や植物の説明を聞きながら雪の野山を歩きます。

―松之山というと日本三大薬湯の温泉をはじめ、アフタースキーも楽しめそうですね？

松之山温泉は塩分濃度・泉温がともに高く湯冷めしないのが特徴です。これは推定1,200万年前の古代の海水が地殻変動により、地中へ閉じ込められ、それが噴出しているという「ジオプレッシャー型化石海水の温泉」だからです。。

また、スキー場のレストハウス「雪椿（ゆきつばき）」の料理長は中華料理が専門で、ここの「肉味噌麺」はひき肉がたっぷり入った松之山温泉スキー場名物です。

国の登録有形文化財にもなっている趣ある凌雲閣さんの本館

越後松之山温泉 凌雲閣
新潟県十日町市松之山天水越81
TEL:015-596-2100
http://www.ryounkaku.net/